先日の10月9日、小樽でのレースを欠席してみずなぎどりチームで津軽海峡横断レースへ遠征してきました。
みずなぎどりチームも今回で3度目の遠征でいい感じのチームになってきたのですが、今回残念なことにヘルムのk又さんが家の事情で欠席です。急遽艇長自ら舵をとることになったのですが、必然的に私は2人か3人前の仕事をしなくていけないのかと少々不安を抱えて陸路で函館へと向いました。
前日の8日の昼頃函館入りして船の整備と準備をしましたが、昨年のこのレースでは
メインセールの破損の憂き目に遭い今回はこの日の為に艇長が用意したメインを初めてセットしました。手を掛けたいところは多々あったのですが、日暮れとともに作業を終了して、艇長会議に望みます。帆走指示書は特に気になるところもなくシャンシャンで終了。引き続き函館ではいつもお世話になっているk野さんに今回もお世話になっていつもの大門の店でエネルギー補給となりました。いつものようにおいしい海の幸をたくさんご馳走になって後発で小樽から函館へ向っている艇長とSちゃんを待ちますが、みなさんお疲れの様子で一旦ホテルへ退散です。私たちがホテルへ着くとほぼ同時刻の艇長一行が到着して軽く一杯となりましたが、私は運転の疲れもあって一足先に休むことにしました。
翌朝は五時起床で船へ向います。
明けて当日朝は気持ちの良い快晴で、気持ちも高まります。
前日にやり残した準備をしましたが、艇長は船底の藻が気になるようで急遽潜ることに……
今回の艇長は気合いが入っております。無線機をセットしていざ出港!
しかし風は弱ーい感じです。津軽海峡の気象予報では昼頃から15ktの風が来る予想ですがはたして風はくるでしょうか?
定刻どおり0800にスタートの合図が降りましたが風は西寄りの微風です。スタート直後にすぐさまスピンホイストの指令がでましたが、油断していてスピンバッグのセットをしていませんでした。急いでスピンを揚げ、前に後ろに横にと振れ回る風に合わせてトリムしますが、スピンが孕むか孕まないかの微風です。幸い我がチームは滑り出しが良くゆっくりながら函館山を離れる事ができましたが、後続艇は潮と凪ぎに捕まり苦労しているようです。
前には強豪K帆・Sノッティ・Kロコなどがいてこのままついていければ上位入賞間違い無しなどとすでに皮算用が始まっています。微風の中を2時間少々走り、風は徐々に前に振れてスピンを下ろしてゼノアを揚げます。昨日までは3人分働く気分でいたのですが、蓋を空けると艇長がある時は舵を持ちある時はスピンシートを引きまたある時はアウターガイを操作してまさに3人分仕事をしています。
昼頃になって、だんだん風は西寄りになってきましたがいまひとつはっきりしません。お昼を過ぎて南からの風が吹き出したとたん、予想どおり15ktを超える風がきました。NO1をNO3にチェンジです!
既にサイドデッキをスプレーが洗うコンディションになっていてオーバーパワーです。ジブチェンジのためにバウへ取り付きましたが、バウデッキで吹き上がってくるスプレーを全身に浴びたのは何年ぶりでしょうか?サングラスに潮が着いて良く見えません!セールを替えた後はフィニッシュ迄一本コースです。
風が吹き出せば各艇そこそこ走りだして、参加艇の中では小型な部類のみずなぎどりは皆さんにどんどん追いつかれて抜かれてしまいます。ハイクアウトに専念して頑張りましたが、フィニッシュは7番手くらいでした。修正で上へ行けるか下位の船に食われるか微妙な位置でしたが幸い修正2位の成績をとれました。一位はいつもお世話になっているK野さん率いるPガサス、Pガサスは昨年に続き連勝です。
正直、艇長以下今年は優勝を狙おうという気持ちがありましたので、非常に残念です。
今年、優勝できませんでしたので来年も挑戦しなくちゃいけませんね。
皆さんお疲れ様でした。勝つ事はできませんでしたが、達成するべく目標は依然として目の前にあります。パワーアップみずなぎどりで来年も挑戦ですね。
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