【ヨット】ノーザンライツ【セーリング】 レース 忍者ブログ
セーリングチーム『ノーザンライツ』の公式ブログです。ノーザン一味が小樽の海で繰り広げるヨットにまつわる出来事をお届けします。 ※水路業務法第24条による表記:下記画像は海上保安庁情報部製作W28の一部を使用しています。
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今日は、祝津カップへ参加してきました。
2deeb15e.jpeg 今回はメンバーの参加者が少なくて、キャプテン以下K田・TK松さんと急遽参加したM井さんの4名でがんばってきました。
レース前のウォーミングアップに前回調子の悪かったファーラーの不具合を直していざ出港です。
風は東よりで5mくらい、タフなレースが予想されます。
定刻どおり、11時5分にAクラスがスタートになり
いよいよレースモードです。本部船側から
じりじりスピードを乗せて上っていきますが、風下をG艇にブロックされて思うようにスピードが出ません。
スタートのホーンが鳴ってもいい風がつかめずにポートへ返して逃げますが、G艇もタックを返して上から追いかけてきます。
艇速は相手の方が早くて、まんまと上を突破されました。もう一度スタボーに返してやっとフレッシュウィンドをつかめました。
その後、右へ延ばしてスタボーのレイラインに乗せます。少し距離があって、もう一度タックかとも思いましたが運良くマークアプローチです。
今日のバウマンはノーザン初参加のM井さんでしたがスピンはするする上がり、下りのレグで2艇ほど追い越すことができました。更に下マーク回航後の即タックで後続艇を引き離し、いい感じだったのですが俄に風は弱くなりほぼ無風状態です。
微風での神経戦が始まるのかと思いつつ、東と北のブローの気配を感じていたのですが、やって来たのは南西のブローでした。
右へ行った後続艇は次々と風をつかみ走り出しますが、ノーザンにはなかなか風が届きません。
あれよあれよという間に抜かれてしまいました。
ノーザンにアビームの風が届いた頃には、ほぼブービーか最下位が決定していたのですが、ここでもう一度スピンを上げることにしました。
リスクの高い作戦でしたが、今日のノーザンに失うものはありません。
スピンバッグを準備してホイストしますがなかなかスピンが上がりません。
なんと私がセットしたスピンシートとアウターガイがライフラインの間を通っていました。
皆さんすいませんでした。反省しております。
スピンポールにも不手際があって最後のスピンはあきらめました。
ライバル達を抜き返すことはできませんでしたが、内容の濃いレース展開となりました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
また今回は人出不足のおり、写真を撮る余裕がありませんでしたがスターンからビデオカメラでスタートからスピンランまでを撮影しました。何らかの方法で皆さんに公開する予定です。おたのしみにー。
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  先日の日曜日の行われた、小樽市長杯『小樽カップ』の様子をお届けします。
8dad17ed.jpeg 今回参加したメンバーは、キャプテンK以下K田・AM野・TK松・KY川と課長クラブ・ヨッタ部のゲスト2名の合計7名でした。
前日の前夜祭『潮騒パーティ』ではM川隊長ご夫婦とご一緒させて頂いて、雨の中地べたに座り込み楽しくおいしく過ごさせて頂きました。
さて明けて日曜日、マリーナの中には東のそよ風が入っていましたが、季節がら微風又は軽風のレースが予想されました。今回も早めの出港でレース海面へ向い、風とラインのチェックです。メインを上げゼノアをライトゼノアにチェンジすることになったのですが、さっそくゼノアが降りないトラブルに巻き込まれました。
どうやらピークのスイベルの部分がフォイルにはまり込んでしまっているようです。海上でマストに登るような冒険野郎はノーザンには乗っていません。あっさりライトゼノアはあきらめました。風は3〜4mの軽風、少々残念ですがしかたありません。

 先週MLでお知らせしたとおり、青函カップの潜入リポートをお届けします。
今回乗せて頂いたのは小樽港マリーナの名艇スワン、F浦先生の所有するカバリーノです。私にクルーの白羽の矢がたったいきさつはこの場では割愛させていただきますが、かなり昔にクルージングで一度ご一緒させていただいたことがありましたので、大きな不安もなく外人傭兵部隊の下働き役をさせていただくことにしました。
CA340381.jpgスタート当日朝に私が既に回航されて岸壁に舫ってある船に到着すると、ちょうどF浦先生ご夫妻もホテルから船にこられたところでした。ご子息のH先生とF浦先生のお知り合いのS先生もご一緒です。さっそく出港準備をしているとCマリンのK地氏が買出しから戻ってきて、気象データを見ながら大まかな作戦会議とブリーフィングです。津軽海峡は荒れ出すと潮と陸地の影響でおかしな波の立つところでもあり、K地氏はアラウンドエイティ間近のF浦先生の安全と健康を第一に考えて早い時間のリタイアも想定しているようです。風は港の中で2〜3mのそよ風、レースセールを持たない重量級のスワンには辛いコンディションかもしれません。スタート海面までは2マイル程、入船漁港のすぐ前に本部船とアウターマークがすでにありました。風は弱く不安定、しかもコロコロ振れ回ります。続々と集まって来る他の船の数や雰囲気に、旅の疲れかからかF浦先生は少々圧倒されております。そんな中で青いハルに星をあしらったジャヌー35ODが寄ってきて、舵を持っていたのはなんと小樽出身のK西君でした。
やぁ、久しぶり!などと挨拶をかわしていよいよ5分前のホーンがなりました。風が弱いのでラインの傍にへばりつきますが、潮があって油断をするとリコールです。F浦先生が慎重にラインに寄せていきます。時計は1分前、ライン上で3艇が潮で流されて接触です。怒鳴り声とハルに穴があいたのでは?と思うような音が響いて緊張が高まりましたが、ゼネラルリコールとなり、スタートは仕切りなおしです。
F浦先生の緊張も最高度に達していましたが、2度目のスタートは数艇のリコールがあったものの、我らがカバリーノはフレッシュウィンドでまずまずのスタートです。
作戦では、さっさとポートに返して西へ延ばして木古内方面から海峡横断を目論んでいましたが、風上後方を押さえられていてなかなかタックができません。艇団ははっきり西と東に別れて各々走りますが、どうやらスタボーで延ばした東組が伸びているようです。函館山の麓を比較的いい風をつかみながら走りますが、岸よりの反流が西へ向って流れているはずだったので、木古内のことがK地氏も私も頭から離れません。CA340385.jpg

1時間ほど走ったところで、舵をK地氏に交代です。タックを返して沖へ出ると、なかなかいい位置にいるようです。弱い風の中を辛抱してはしります。気温も高く、ノーザンならここで当然ビアタイムとなるのですが、今日はセーリングに集中です。サンドイッチのランチを済ませていい風がくるのを祈りながら過ごしていると、なんと東からのブローがやってきました。スピンを上げて一気に海峡横断に作戦変更です!
4〜5mの風で順調に津軽海峡の真ん中へ出ましたが、まさかのブロー終了です。あと1時間吹いてくれていれば下北半島に到達したはずでしたが、自然は実に残酷です。ここで無風に襲われたら潮に流されて大間崎か太平洋へ出るのは確実です。風は1.5〜2mで進路をたもつのが精一杯、GPSプロッターの進路を示す線は下北半島を突抜ています。カバリーノより東へ延ばした2艇も同様にカームに捕まっているはずでしたが、ひたひたと追い上げてきています。なんとか大間崎の内側まできましたが、潮でどんどん岸に吸い寄せられます。
定時毎にプロッターを見ながら紙の地図に航跡をプロットしていたF浦先生の、岸に衝突しやしないかとの不安がひとしおでしたが、東側にいた2艇は下北半島の岸よりを走って追い越していきました。風がいいのか潮に乗ったのかわかりませんでしたが、こちらは依然辛抱のセーリングです。
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3時間ほど辛抱のセーリングが続き、夕暮れになる頃にやっと吹き出した風は南でしたが、4mほどの風はカバリーノにはそよ風にすぎません。夕食のおにぎり2個が配給されて夜のセーリングのパワーを補給です。お米パワーは日本人にはやはり有り難いです。
一気に平舘海峡を突破したかったのですが、今日はいい風が長続きしません。クローズで津軽半島側へたどり着いた頃には風は徐々に落ちてしまってまたまた微風の辛抱セーリングです。
空は午後から雲が増え出して満天の星空も望めそうにありませんし、期待した夜光虫も今日はあまりいないようです。交代で仮眠しながら陸奥湾の奥へ奥へと進みます。ライバル艇たちの航海灯が遠くに近くに見えていてレース展開の緊張は昼間と同じです。
CA340384.jpg夕暮れ前の時点で全体の真ん中くらいの位置にいましたから、なんとか順位を落とさずに前に出たいのですが、いかんせん風が弱いです。夜半に7mほどのブローがきましたがやはり長続きしなくて、実に静かな夜明けがやってきました。夜中に目視できる範囲で2艇に抜かれてしまい非常に悔しかったのですが、まだ後ろに4艇ほどが見えています。最下位だけは免れたいところですが、相変らず風は弱く気まぐれです。津軽半島側からフィニッシュの青森港へ漁具をかわしながら緩い上りです。青森まであと数マイルのところでまたもやカームに捕まってしまいました。交代で私が舵を持っていたのですが、潮で対地0.5ノットほどのスピードが出ているだけで、セールは全く孕んでいません。幸い舵は僅かに効くスピードでしたので、バウをフィニッシュ地点へむけることだけに集中して風を待ちます。
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マストトップの風見とバックスティのフラッグが、違う向きを示す不安定なコンディションで
最後に来た風は、ポートのアビームでした。3mほどの風で豪快なセーリングとはいきませんが、30分吹いてくれれば確実にフィニッシュです。最後のヘルムは当然オーナーに交代で、双眼鏡でフィニッシュラインを確認しながら進みます。まさかのDNFはもうありません。しかし、すぐ後ろから2艇ほど迫ってきています。ここで抜かれる訳にはいきません!そのうちの1艇が上れる潮を読んだのか或は、一か八かの勝負に出たのかスピンを上げました。高さはこちらが勝っていたので、勝算の低い勝負です。しかし、その行為はK地氏の心に火をつけてしまいました。こちらもスピンで応戦です。タイトなアビームのスピンではっきり見えている本部船を目指しますが、またもや風は息切れをはじめました。フィニッシュラインまであと数十メートルで、スピンはへろへろです。微風以下の風といき足でかろうじて23時間と1分でフィニッシュのホーンが鳴りました。

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スピンを降ろして冷たい水で、お疲れさまの乾杯をしていると、すぐ後ろから追い上げてきていた船はやはり上りきれずにアウターマーク付近のライン直前で止まってしまいました。スピンを降ろし、ジブを張ってやっとフィニッシュです。
目視できる範囲での順位予想は21艇中15〜16番手くらいと予想されましたが、完走した充実感はオーナー以下皆さんが感じていたと思います。
船を舫って、後片付けをして少しの休憩のあとは近くのレストランで昼食です。当然私は食前にビールを頂いたのですが、H先生とS先生は日本酒系です。どうやらお二人ともお酒に詳しいようで、やはりヨット乗りはお酒好きの法則がここでも証明されました。
翌日からの回航に備えて少しの買い出しを済ませて、いよいよ表彰式会場の浅虫温泉行きのバスに乗り込み車中でうとうとしている間に到着で、さっそく温泉です。7階にある展望温泉は実にいい眺めで、海岸は私の地元と同じ石の浜で小さな湾の中に小さな桟橋が数本見えます。その沖でOP が数杯練習中でした。海岸のすぐ沖にはこれまた私の地元と同じように小さな島があります。ゆっくりお湯に浸かった後は、小一時間ほどビールを飲みながら反省会です。しかしビールのせいか、昨日今日の反省よりも今後の希望の話が多かったようにおもいます。
定刻に始まった表彰式は立食パーティ形式で、疲れた体にはちょっと辛かったですが美味しいご馳走で満足です。肝心の順位は修正で8位でした。残念ながらカバリーノの表彰はありませんでしたが、とりあえずシングルです。パーティ後半は疲れと安堵でうとうとしてしまいましたが、パーティー終了後に青森のホテルへ戻り、F浦先生ご夫妻とK地氏は翌朝早く出港する予定もあり、チェックインで各々解散となりました。
このところ何年もレースに参加されていなかったF先生ですが、情熱が冷めた訳ではないことがはっきりわかりました。しかも20時間セーリングする体力があることも今回証明されました。F浦先生、奥さんお疲れさまでした。そして8位おめでとうございます。敵味方に別れるかもしれませんがまたレースでご一緒できることを楽しみにしています。 
そして帰りの回航は今日も続いているはずですが、その航海もきっと素晴らしいセーリングとなるとおもいます。御安航をお祈りいたします!


  昨日のJSAFシリーズ戦の模様をお届けします。
ST330027.jpg 先週の天気予報では、週末は大気が不安定で雨や雷が予想されていて荒れたレースを覚悟していましたが、朝起きると意外に穏やかな天気でした。
いつもより早めに出港準備をして8時過ぎにはレース海面へ向います。風は北東3mほどで、小樽の山にはガスがかかっています。今回はどの船よりも早く出港してレース海面へはノーザンが一番乗りです!(ヨットレースの教科書には、少なくとも1時間前にはレース海面へ到着してクローズを何本か走って風の振れや潮の流れなどの情報収集をするべきと書いてありますが、おっとり刀で海面へやってくるのがいつものノーザン流です。)
私がノーザンに乗せてもらうようになってから、レース海面へ一番乗りは始めての出来事です。キャプテンは何かのスイッチが入ってしまったのでしょうか?
ほどなく運営当番のアリスチームがやってきて、いよいよレースモードに突入です。
ウオーミングアップでラインを流し、タックにジャイブを何度かしてラインを読みますが本部船から何やら声がかかります。寄っていってみるとどうやらノーザン常備の冷たい燃料を要求しているようです。貴重な燃料ですが、コミッティーが収賄を望んでいるなら断る理由はありません。サイドデッキから数本を放り投げて、さっそく大きなアドバンテージをゲットです。
風はやや北へ振れてややアウター側有利でしょうか?時計もきっちり読めてライン中間くらいからなかなかいいスタートです。風下には今日デビューのファー40ODのシートが擦れる音が聞こえますが、今まで聞いたこともないような音で響いています。フレッシュウインドで上りを走り出しますが、少し風が足りません。みんなで下ヒールを作りながらスピードに集中しますが、お約束の燃料補給も忘れません。
仮想ライバルの天の川チームや南十字星チームを押さえるように上りのレグを走り、いよいよスピンの準備です。前回に続き、バウマン2度目のAM野先生はちょっと緊張気味でしたが大きなトラブルもなくスピンランに突入です。やや吹き上がったものの軽い風でコース短縮となり順位を守ってフィニッシュです。このレースは修正時間で3位に入れました。
続く第5戦のスタートまではランチタイムですが、KY川さんからソーセージをお裾分けしてもらてサンドイッチと燃料でエネルギー補給です。
ST330026.jpgはっきり北西まで振れた風は、4mくらいです。スタートラインはほぼイーブン。中間あたりからいい風でスタートしましたが、風上後方にノーザンより大型艇が来ています。ブランケに入る前にさっさと左へ逃げました。ポートで延ばして、時々入るリフトの風で高さを稼ぎます。一応先行する仮想ライバルをチェックしながら手堅くはしります。上マーク回航では仮想ライバル達に先を越されましたが、すぐ前に南十字星が走っています。スピードは若干こちらが早いようです。さて、ノーザンより大きな相手を下から付いていって下マークで内側をとるか上からブランケ攻撃するか悩むところですが、スイッチの入ったキャプテンは上突破を選択しました。時々振れる風に細かくスピントリムを合わせて走るので、ピットマンとGPSナビゲーター兼任のTK松さんは休む暇がありません。南十字星からは激しくブーイングを浴びましたが、教科書どおりに上突破成功です。
次の上りのレグで天の川チームに追いつきたいところでしたが、さすが人生の
先輩たちが多く乗っていてしかも歴史のあるチームです。隙がありません。
残念ながら天の川チームに追いつく事ができずに次の下りのレグでコース短縮でフィニッシュとなりました。
このレースは修正時間で5位で終わりましたが、前回の修正2位と今日の修正3位はもう何年も優勝していないノーザンには大きな成果です。この調子で皆さんでスキルアップに励みたいですね。
レースに参加された皆さん、お疲れさまでした。次回もよろしくお願いします!

文中にノーザンとレースコミッティーとの間で贈収賄があったかのような記述がありますが、文章表現による冗談であり、ノーザンはレースの時には常にRacing Rules of Sailingと帆走指示書に忠実でレース結果や終わったレースの運営方法や方針に異議を唱えたことは明確なインシデントやケース以外に一度もありませんしこれからもありません。また今回のレースにおいてなんら違反行為は犯していませんし、レースコミッティーの時計に干渉もしていません。

  CA360188.jpg昨日はJSAFのシリーズ戦に参加してきました。
どんよりとした霧のなか予定通り8時30分出港です。
左右に振れる弱い風で始まった最初のレースは、各艇さっぱり走らない状況でスタートライン解消までにスタートできそうな船は、オープン参加のライトニングローズとノーザンだけという展開にコミッティはレースの取消を判断しました。
 神経質なスタートを真面目に取り組んだのに非常にがっかりしましたが、冷たい燃料で気分転換して仕切り直しです。
多少北に振れた弱い風で次のレースが始まりました。
本部船よりからでてそのまま左へ延ばしますが、途中でラルにつかまりました。右へ行った船団もスピードは今イチのようです。
CA360187.jpgそこへ左へ大きく振れた風が入ってきました。非常にラッキーです!風下前方には3艇ほど左へ返してきていた船がありましたが、ぐんぐんすすんでいます。ノーザンは大きくゲインして上マークへアプローチしますが、次のレグも上りの風となり、スピンはお預けとなりました。ゆるい上りの次のレグは順位をキープしてフィニッシュです。このレースは修正時間で参加艇中二位の成績でした。
さて、続く第3戦は幾分はっきりした風が吹いてきてまたもや本部船よりを狙いますが、アリスチームにみごとに下からブロックされました。なんとか下をかわしてまずまずのスタートです。数度のタックをして上マークへはポートアプローチです。スピンバックをセットしてタックを返してポールのセットですが、いろいろどたばたしてホイストが間に合いません。
なんとかスピンを上げて次のマークをめざします。
CA360189.jpgスピンのトリムはKY川さんが奮闘してくれています。下マークが近くなり、ゼノアの展開そしてスピンダウンの手はずでしたがファーラーが出てきません。巻き付いたジブシートがからんだようです。無理矢理スピンを降ろし、とりあえずマーク回航です。
メインのみでポートのクローズを走りながらTK松さんがバウへ行ってトラブル解消してくれました。大きくロスしてしまいましたが、気を取り直して上りのレグを走ります。キャビンではAM野先生がせっせとスピンのパッキングです。2上へ着く頃にはすでにタイムリミットがせまっていましたが、最後まで諦めないのがノーザン流です。
遠くに見える本部船をめざしてスピンを上げました。刻一刻せまるタイムリミットでしたが、時間になってもフィニッシュラインが解消されません。もしかしたらとあわい期待をもってフィニッシュしましたが、やはりDNF となってしまいました。残念でしたが皆さん真面目に楽しくやって頂けました。私的には表彰式の陣地取りに出遅れたのが非常に残念でしたが、次回も皆さん楽しく真面目に宜しくお願いします!





 お待ちかねの勝納リポートをお届けします。
CA340378.jpg昨日、小樽港沖にてJSAF最終戦が行われました。
今シーズン最後のレースとあって、メンバー各自数日前からコンセントレーションに励んでいたようで、そのせいか朝集合するやいなや荷物の整理もそこそこに燃料の補給を始めるメンバーもいて、テンションが上がります。気のせいか、他の船の出港準備が遅いようですが、いつもより多めに荷物を降ろし早速出航です。
吹き下ろしの西風がすでにマリーナの中に吹いていて、何かを予感していたのは私だけではないはずです。
レース海面に着くと、何艇かの船はすでにワンポイントリーフをしています。風はブローで8mくらい、ノーザンもワンポンにNO1ゼノアがいいくらいの風でしたが、乗組員の人数が多かったのでフルメインにゼノアちょい巻きで行く事にしました。スタートは定刻より少し遅くフラッグが上がり、タイミングをはかります。本部艇がやや有利。ポートで流し、タックしてラインにアプローチです。おや、どうしたことでしょう、タック失敗です。なんとかリカバーしてラインをきりますが数十秒ほどロスしてしまいました。
上マークを目指しますが、コミッティーからコンパス方位の指示がありませんでした。1レグ1.8マイルのコースのはずですから少し走ればマークが見えてくるでしょう。
時々、大胆に振れる風ですがコースの左側でマークを目指します。少し余裕をみてスタボのレイラインに乗り、スピンの準備です。みるみるマークが迫り、バウへヘルプに入りました。シートとポールをセットしてさあ、マーク回航! おっと、どうしたことでしょう、スピンハリを忘れていました。慌ててハリヤードをつけてホイストです。次のマークへはランニング一本ではちょっと厳しいです。
落とせるブローで落としながらジャイブのタイミングをはかります。下マーク近くでジャイブしてマークへアプローチ、そしてスピンダウンです。さっさとジブを出して華麗に上る予定でしたが、スピンポールとジブシートが干渉しています。「バウやったの誰だー!」怒号が飛び交うデッキですが、誰だと問うまでもなく犯人は皆さんよくご存知です。トラブルは即解消がノーザンクオリティですから、気をとりなおして2度目の上りです。
CA340380.jpg今度は右海面を使って走ります。すでに順位は定位置になっていましたが、最後まで捨てません。上マークにアプローチしてスピンの用意です。いつものように華麗に回航して、スピンホイスト!おや、どうしたことでしょうまたもやトラブル!スピンがライフラインに干渉しています。即トラブル解消、しかし途中まで上がったスピンは提灯状態です。2人がかりで提灯をほどいてハリヤードを引きます。最後の下りのレグはやはりランニング一本では少し厳しいです。無理矢理落として本部船ぎりぎりでフィニッシュです。
残念ながら有終の美は飾れず、このレースは5位シリーズでも5位で今シーズンのレースは終了となりました。マリーナへ戻り、表彰式に臨みましたが他のチームよりも早く会場に乗り込み、メンバーの手作りケーキで盛り上がりました。
メンバーの皆さんお疲れ様でした。そしておにぎりとケーキ、ごちそうさまでした。
レースでの上位入賞は果たせませんでしたが、ノーザンは永遠に不滅です!
CA340372.jpg 昨日のJSAFシリーズ戦は、残念なことにノーレースとなりました。
ノーザンチームは朝、7:15に運営をするべく集合してスタート海面へ出艇しましたが、時化のためにマークボートがマーク海面へたどり着けないとの連絡があり、レースはやむなく中止となりました。
しかし、虎の穴のノーザンチームはオレンジ旗を降ろしN旗を上げ各艇に中止を告げそのまま銭函方面へクルージングへ向うのでした。
いつもの燃料と怪しいつぶつぶの配合されたケーキでパワーを付けて、ジブセールのみで銭函を目指します。
風は6〜8mくらい、波は2mほどです。順調にスピードをキープして10時頃には銭函沖到着です。
銭函で誰かウインドサーフィンでもやっていないかと、岸に寄ってみますが誰も見当たりません。
彼らには波の割には風が弱いのでしょうか?水深5メートルまで岸に寄って見ますが、座礁が心配です。ムリをせず早めに帰港して焼そばパーティーを企てました。
帰りは上りになり、メインを2ポンで上げて潮をかぶりながら走ります。天気も良くて、ノーレースになったのが悔やまれます。帰りも順調に走り、ひる頃にはマリーナに戻り焼そばパーティーで盛り上がりました。
久しぶりに乗りに来た令嬢のSKTさん、初めてのヨットが大揺れにも関わらず楽しんでもらえたHMTYん、また来て下さいね!

今回も参加されたメンバーの皆さん、お疲れさまでした。
CA340371.jpg 昨日のオータムカップのレポートをお届けいたします。

朝8時半ころキャプテンからの電話で目がさめました。集合時間は朝八時でしたから見事にやっちまいました。ドラムバックにはカッパ一式をつめてありましたから、トーストをかじりながらマリーナへと急ぎます。
マリーナへ着くと、ノーザンは観光桟橋で待っていてくれてそのままスタート海面へGOです。6ノット弱であたふた走りなんとかスタートには間に合いましたが、風が弱くてはっきりしません。セールを上げ、本部船をチェックしていると時間通りの予告信号です。
スタート海面近くにいましたが、風が弱くてスタートに間に合うか微妙です。
 皆で下ヒールを作り、ラインに近づいて流します。ラインの中間あたりからなんとかスタート!
本部戦船近くの集団は団子状態で固まっています。ノーザンはヒタヒタとスタボーで延ばし左へ出たところでタックを返します。微風で風向も安定しない神経線です。いつものバイオ燃料はしばらくお預けになりました。徐々に風も吹き上がり、下ヒールがハイクアウトに変わり順調に走り出しますが、ライバル艇も同じように順調に走っています。上マークが見えてきて、ポートのうちにスピンバッグのセットです。スターボーのレイラインですぐにポールセットでマーク回航!すかさずスピンホイスト。風は7メートルくらいまで上がっていて、またもやダイナミックなスピンランの展開です。やや左に振れた風でそのまま下マークへアプローチです。ぎりぎりまでスピンを上げ続け、スピンダウン、ジブ展開、ジャイブの連続技でオーバーラップして回航した船の風上へ出る事ができました。
最終レグはほぼポート一本のコースになり、4番手か5番手くらいでフィニッシュしましたが、残念ながら修正順位はクラス最下位となってしまいました。
レース後、各自燃料補給やおにぎりの配給で一息ついてマリーナへ戻り、表彰式は定番のジンギスカンパーティーです。レースで勝てなかった悔しさもバイオ燃料と羊の肉でお腹が満たされると、なぜか落ち着くものですね。
次回のレースは運営当番。そしてその次のレースが今シーズンの最終戦です。
参加されたメンバーの皆さん、お疲れさまでした。次回もがんばりましょう!

CA340366.jpg  皆さんお待ちかねの勝納リポート祝津カップ編です。
今日のレースはメンバー6名とゲスト1名、二日酔で欠席1名の7名で参加しました。スタート時間が午前11時過ぎでしたので皆さん集合の後はのんびりカフェインやらエタノールやらニコチンやら魔法のつぶつぶやらのドーピングで気持ちを高めながら出艇準備をしてレース海面へ向かいました。
風はなんとも頼りない感じでしたが、スタート海面へ着く頃には北北東から北東の風3mほどのそよ風になりました。スタートラインは若干下有利に見えましたが、風が左へ振れると明らかに上有利です。予定通り11時に先行するAクラスの信号が上がりました。先行するクラスのスタートを見てこちらの作戦を決めたいところです。われらがBクラスのスタートは11時10分、スタート地点からあまり離れずに様子をみます。ところがAクラスのスタート時刻の11時5分には風がすっかり落ちてしまって各艇団子状態で止まっています。ノーザンチームもスタートラインまでたどり着けそうにありません。あちこちでコントロールを失った船が接触しているようです。風がないときは、あせらず辛抱が大事です。
すると左から西風のブローが現れました。すでにスタート時刻は過ぎていましたがこのブローは非常にラッキーです!スタート」ラインを切って走り出しましたが正面に無風に捕まって止まってる船が団子状態です。スタボに返して避けますが今度は正面にアウターマークです。またもやポートに返して風をつかみますが、今度は風が右に戻りスタボー艇のケツをなめる結果になってしまいました。風は安定せずにきまぐれに振れまわります。下ヒールをつくりながらこつこつ走りますが、なかなかいい風がきません。
のぼりのレグの半分ほど走ったところで右よりの風が安定して吹き出しました。先行している船はすでに上マーク回航です。それでもいい風でいい走りができればオッケーとなるのがノーザンのいいところです。気持ちよく上マークへアプローチしていきます。ポートのうちに早目にスピンバックをセットしてタックを返して上マークへアプローチです。即ジャイブでスピンホイストといきたいところでしたが、安全第一の現場対応でジャイブ前にスピンホイストです。いつものようにスピンが孕み、シートの整理をしてからジャイブです。
時々、8ノットオーバーで豪快セーリング!みるみる下マークが近づきます。しかも今日は久しぶりにジブはライトゼノアです。仕事が増えると息が切れるのは年のせいでしょうか?普段のファーラージブのありがたさが身にしみます。
下マーク回航もそつなくこなし、最後ののぼりは敢えて右へいきました。大外の一本コースで、最後のフィニッシュラインへのアプローチは舵をTさんに交代です。アウターマーク側が有利でマークへつっこみますが、おっと! マークタッチとおもいきや、数十センチでセーフ!今回もフィニッシュは一同大笑いで決まりました。
成績は7位と振るいませんでしたが、9月にしては暖かい日差しといつもの笑い声で楽しいレースになりました。
皆さん、お疲れさまでした!
ちなみに表彰式でゲットしたホットプレートは、キャプテンkのご子息の進級祝いとさせていただきました。

次回レースは来週のオータムカップです。明日からコンセントレーションを高めて日曜日にみんなではじけましょう!
CA340353.jpg毎年恒例の潮騒パーティー&小樽市長杯レースが行われました。
昨日土曜日は夕刻からの屋外パーティーは、幸いなことに心配された天気もなんとか持ちこたえてアルコールと総勢十数名のバンドの演奏と大抽選会で盛況のうちに終了しました。特に大抽選会ではたくさんの景品の中から自分の欲しい景品に投票する形でおこなわれ、私も一番人気の液晶テレビに応募しました。結果は残念ながら「すか」でしたが、たらば蟹をはじめたくさんのご馳走と冷えた生ビールで大満足です。
やはり、ヨットレース前日のパーティーは盛り上がりますね。
ライバルチームの皆さんもいい感じで出来上がり、楽しい時間がすごせました。ただ、土曜日に一日中吹いた西風が夜になっても吹き続けていたのが少し気がかりです。小樽では山越えの西風が吹くと荒れたコンデションになることも多いので、レースは大荒れが予想されました。e4e7c071.jpeg
明けて日曜日、雨の音で目がさめました。
重たい気持ちで自宅の窓からマリーナの方を見ると少し青空が見えています。家を出る頃には雨も上がり、気持ちは楽になりましたがいい風は期待できそうにない雰囲気でした。
ともかくマリーナへ行きメンバーの皆さんと出艇の準備です。風は弱い西風。このまま西で吹き上がるか、北側へ振れていくのか予想は難しいです。
レース海面へ向かう頃には西北西の風5~6mとなかなかいいコンディションなりました。スタートラインは微妙に上有利ですが時々ヘッダーの振れがきます。差し引きほぼイーブンと判断して本部船側からアプローチします。ラインが長めであったことも幸いしてスカスカのいい位置からスタートできました。 
ワンレグ3マイルのコースはスタート地点から上マークは見えません。コミッティーから指示された320°を頼りに風上へ向かいます。
風上マークボートらしき船影とオレンジ色のマークらしき物体とが見えていましたが、オレンジ色の物体は祝津の学連の練習コースのようにも見えます。マークの方向に確信が持てるまで慎重に進みます。風は徐々に吹き上がり7メートルほどです。集団の中盤くらいで上マーク回航。
スピンを上げますが時々横に振れる風で思うようスピードに乗りませんが順風の風でみるみる下マークです。
マークとの距離1メートルで会心のマーク回航でしたが、なんと上りのコース正面にトラブルで止まっている船が!下からは突き上げてくるライバル艇が来ています。なんとか回避してクローズへ戻しますが、上がってきた風とともに育ってきた波でバウが叩かれます。そして陸側のシフティな風を嫌いポートへ延ばす作戦をとりました。さらに若干上がった風はブローで8~9mくらいでしょうか。同じように右一本を選択した数艇とともにレイラインにアプローチしますが、安全第一でスピンホイストは一時保留です。
2上回航後はスピンワークのおさらいをしながらランニングですが、やはりときどき大きく振れる風とうねりの揺れでワイルドジャイブにはらはらしながらの走りとなりました。スピンのレクチャーがひと段落して、さあスピンホイストとなりましたが、すでにレグの2/3ほどを走りフィニッシュまであと1マイルです。ジャイブも最低1回は必要なこともあり、スピンなしでそのままフィニッシュにしました。
アウターマーク側で流し込みでフィニッシュしましたが、コミッティーボートからホーンが聞こえません。しかもフィニッシュラインのブルーフラッグもみえません。
ソーセージをもう一周なのか?フィニッシュは回り込みでするべきだったのか?帆走指示書で確認です。
どうやらこちらは間違えていないようです。確認のためコミッティーボートへ寄ってみたところ、するすると青い旗が出てきました。コミッティの手違いだったようです。
何食わぬ顔でブリッヂのパイプにフラッグを結びつけるコミッティーの姿に一同大爆笑となり、お疲れ様の挨拶をしてクラス4位でレースを終わりました。
マリーナまでの帰り道ではジブセールが突然落ちるトラブルがありましたが、大事には至らず無事に帰港できました。また次回も楽しいレースをモットーにがんばりましょう!
今日参加されたメンバーの皆さんお疲れさまでした。
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