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港を出て元気にセールを上げましたが、なんだか風の様子が変わってきました。 アビームかダウンウインドで豪快な走りを期待していたのですが、風向きも強さも安定しません。結局ほぼ上りの微風におちついて船も走り出しましたが、艇速はまたもや機帆走で4ノットにも届かないありさまです。 このペースなら来た時と同じく小樽まで12時間はかかりそうです。それでも穏やかな天気で気分は比較的穏やかに雄冬岬へ向いました。
こんなのんびりセーリングが2時間と少し続いたころ、突然エンジンの回転数が下がりそのままエンストしてしまいました。
働きの怪しい燃料ストレーナーをバイパスして燃料タンクからのホースをエンジンのプライマリーポンプに繋ぎ、デコンプを抜きセルでエンジンを回し強制的に燃料を送り、しかもプライマリーポンプのレバーも操作してエンジン始動。かかりました!
しかしクラッチをつなぐと吹け上がりは今イチで、かなり心配ですがアクセル半開の機帆走でミート地点へ向いました。
ミートは予定どおり救助要請から2時間弱で落ち合うことができて、なんと応急のプライマリーポンプとポリタンクの燃料までもってきてくれていました。
曳航が始まり、エンジンルームへ降りて間も無くデッキが騒がしくなりました。曳航のロープが切れたようです。ただちに新しいロープをつける作業が始まったようですが、今度はバウに衝撃がありました。レスキュー艇と接触したようです。ハルに穴があいたかと思いましたが、パルピットが曲がった程度ですんだようです。気をとりなおして、燃料ホースをつなぎ代えて船外機のプライマリーポンプで燃料をエンジンへ送ります。今度は確かな手ごたえとエア抜きのネジから元気に燃料が出ました。エンジンが始動してアイドリングも安定しています。しかし、クラッチをつなぐと吹け上がりません。エア抜きが不十分なのか、ペラかシャフトに何か巻いているのか?これ以上の修理はあきらめました。一時間ほどエンジンをスローで回してから、曳航ロープをはずして自走を試みましたが、やはり負荷がかかるとエンジンの調子が出ません。このまま曳航で帰ることにして一息つくとすでに太陽は西に沈む時間がせまっていました。小樽まで8ノットから10ノットの高速曳航はある意味スリリングではありましたが、日が暮れてからの道のりは非常に神経質でした。祝津の灯台の明かりが見えてきて閃光の周期を頭で測りあそこが祝津だと確信できた安堵感といったら、いままで何度か夜の入港を経験してきましたが、今回は格別でした。本港から港へ入り、マリーナの入り口で曳航ロープを切って最寄の桟橋へ着艇かと思いきや、キャプテンからジブを出せ!との指示がでました。風は弱いアビームです。ジブだけのセーリングでノーザンのバースへ見事に着艇です。増毛を出てからおよそ10時間弱、復路も長い航海になってしまいました。
今回のクルージングはたくさんの出来事がありましたが、キャプテン以下乗組員が無事に帰ってこれたことに感謝します。特にレスキュー艇で数十マイル先まで来てくれたマリーナのs木さんk鷹さんありがとうございました。マリーナの職員の皆さん心配をおかけして申し訳ありません。それとオーナーの皆さん、船を傷めることとなってしまって申し訳ありませんでした。
私自身にも油断があったと反省しております。
また次回から無事故で楽しいセーリングを目指していきましょう!
自分も津軽海峡 あともう少しで渡りきるところで 燃料に水が含まれているような症状で
エンスト、運悪く 風無しで手間取ったことや
天売~増毛~小樽と帰り道 ナイト航行中 やはり雄冬沖位でゴミをペラに巻き マリーナまでセーリングオンリーとなり 到着予定が大幅に遅れ 疲労に追い討ち ぐったりした経験もあります。
ロングは、ほんと鍛えられますネ(笑)
ヨットも ペラじゃなくジェット推進の方が
良いかもしれませんネ。
夏の昼間以外は、潜って確認なんかしたくないですもの・・・
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