[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
しかし、今週末は年に一度のお祭りレース『小樽カップ』です。
参加予定のメンバーもほぼ決まり(いつものおじさん達ですが)、各々コンセントレーションを高めていることとおもいます。
さて、勝利の美酒に酔いしれるか苦いビールが胃の中でブクブクするのか?
次回勝納リポートに乞うご期待!
スクール艇で出港すると、ちょうど豪華客船の飛鳥が入港するところでした。マリーナからはモーターボートが十数艇ほど沖合へお出迎えに出たようでしたが、飛鳥の乗客の皆さんは小さなボートに気がついてくれたでしょうか?
小さなボートといっても、小樽港マリーナに係留されているボートは比較的大型艇がおおいのですが、飛鳥の前では小さく見えます。
飛鳥は潮祭りのメイン会場前に着けたようで、沖から見ると大きなビルが急に建ったかのように見えます。
毎年、潮祭りの最終日は天気に恵まれないのですが今年は当たり年で、朝から快晴です。お祭りの見物客を乗せた屋形船も満員で大盛況でした。マリーナのBBQ スペースも朝のうちに満員状態になったようで、皆さん夏を満喫している様子です。
スクールが終わったあと、そのまま居残りをして潮祭りの花火の見物としゃれこみました。天気に恵まれて実にいい花火をみせてもらえて、非常に幸運でした。天気予報の長期予想によると今年は9月も残暑が残るとのことですが、油断していると夏はすぐに終わってしまいます。札幌の大通りのビアガーデンも数年ぶりに行ってみたい気持ちになっているのですが、最近ウィークディは仕事が忙しくて週末は当然海にいるのでなかなかチャンスが巡ってきません。そういえば、今週末はマリーナでもビアガーデンが開催されるはずです。海辺のビアガーデンも悪くないですね。
あれ、そういえばノーザンではたいてい海辺のビアガーデンでしたね。わざわざ出かけなくても船にしけこんでいつものようにビールを開ければ済む話でした。
ということで、今度の週末も天気に恵まれますように!
先日お伝えしたツールドフランスヨットレースですが、私がリアルの遠征に出ている間に第1レグは無事にフィニッシュしておりました。間もなく第2レグの島周りレースがスタートです。
もし、どなたかこのレースにエントリーしている方がいたら私の船を探してみて下さい。
私の船は「haryus」です。スタートまであと40分ほどです。
先週MLでお知らせしたとおり、青函カップの潜入リポートをお届けします。
今回乗せて頂いたのは小樽港マリーナの名艇スワン、F浦先生の所有するカバリーノです。私にクルーの白羽の矢がたったいきさつはこの場では割愛させていただきますが、かなり昔にクルージングで一度ご一緒させていただいたことがありましたので、大きな不安もなく外人傭兵部隊の下働き役をさせていただくことにしました。
スタート当日朝に私が既に回航されて岸壁に舫ってある船に到着すると、ちょうどF浦先生ご夫妻もホテルから船にこられたところでした。ご子息のH先生とF浦先生のお知り合いのS先生もご一緒です。さっそく出港準備をしているとCマリンのK地氏が買出しから戻ってきて、気象データを見ながら大まかな作戦会議とブリーフィングです。津軽海峡は荒れ出すと潮と陸地の影響でおかしな波の立つところでもあり、K地氏はアラウンドエイティ間近のF浦先生の安全と健康を第一に考えて早い時間のリタイアも想定しているようです。風は港の中で2〜3mのそよ風、レースセールを持たない重量級のスワンには辛いコンディションかもしれません。スタート海面までは2マイル程、入船漁港のすぐ前に本部船とアウターマークがすでにありました。風は弱く不安定、しかもコロコロ振れ回ります。続々と集まって来る他の船の数や雰囲気に、旅の疲れかからかF浦先生は少々圧倒されております。そんな中で青いハルに星をあしらったジャヌー35ODが寄ってきて、舵を持っていたのはなんと小樽出身のK西君でした。
やぁ、久しぶり!などと挨拶をかわしていよいよ5分前のホーンがなりました。風が弱いのでラインの傍にへばりつきますが、潮があって油断をするとリコールです。F浦先生が慎重にラインに寄せていきます。時計は1分前、ライン上で3艇が潮で流されて接触です。怒鳴り声とハルに穴があいたのでは?と思うような音が響いて緊張が高まりましたが、ゼネラルリコールとなり、スタートは仕切りなおしです。
F浦先生の緊張も最高度に達していましたが、2度目のスタートは数艇のリコールがあったものの、我らがカバリーノはフレッシュウィンドでまずまずのスタートです。
作戦では、さっさとポートに返して西へ延ばして木古内方面から海峡横断を目論んでいましたが、風上後方を押さえられていてなかなかタックができません。艇団ははっきり西と東に別れて各々走りますが、どうやらスタボーで延ばした東組が伸びているようです。函館山の麓を比較的いい風をつかみながら走りますが、岸よりの反流が西へ向って流れているはずだったので、木古内のことがK地氏も私も頭から離れません。
1時間ほど走ったところで、舵をK地氏に交代です。タックを返して沖へ出ると、なかなかいい位置にいるようです。弱い風の中を辛抱してはしります。気温も高く、ノーザンならここで当然ビアタイムとなるのですが、今日はセーリングに集中です。サンドイッチのランチを済ませていい風がくるのを祈りながら過ごしていると、なんと東からのブローがやってきました。スピンを上げて一気に海峡横断に作戦変更です!
4〜5mの風で順調に津軽海峡の真ん中へ出ましたが、まさかのブロー終了です。あと1時間吹いてくれていれば下北半島に到達したはずでしたが、自然は実に残酷です。ここで無風に襲われたら潮に流されて大間崎か太平洋へ出るのは確実です。風は1.5〜2mで進路をたもつのが精一杯、GPSプロッターの進路を示す線は下北半島を突抜ています。カバリーノより東へ延ばした2艇も同様にカームに捕まっているはずでしたが、ひたひたと追い上げてきています。なんとか大間崎の内側まできましたが、潮でどんどん岸に吸い寄せられます。
定時毎にプロッターを見ながら紙の地図に航跡をプロットしていたF浦先生の、岸に衝突しやしないかとの不安がひとしおでしたが、東側にいた2艇は下北半島の岸よりを走って追い越していきました。風がいいのか潮に乗ったのかわかりませんでしたが、こちらは依然辛抱のセーリングです。
3時間ほど辛抱のセーリングが続き、夕暮れになる頃にやっと吹き出した風は南でしたが、4mほどの風はカバリーノにはそよ風にすぎません。夕食のおにぎり2個が配給されて夜のセーリングのパワーを補給です。お米パワーは日本人にはやはり有り難いです。
一気に平舘海峡を突破したかったのですが、今日はいい風が長続きしません。クローズで津軽半島側へたどり着いた頃には風は徐々に落ちてしまってまたまた微風の辛抱セーリングです。
空は午後から雲が増え出して満天の星空も望めそうにありませんし、期待した夜光虫も今日はあまりいないようです。交代で仮眠しながら陸奥湾の奥へ奥へと進みます。ライバル艇たちの航海灯が遠くに近くに見えていてレース展開の緊張は昼間と同じです。
夕暮れ前の時点で全体の真ん中くらいの位置にいましたから、なんとか順位を落とさずに前に出たいのですが、いかんせん風が弱いです。夜半に7mほどのブローがきましたがやはり長続きしなくて、実に静かな夜明けがやってきました。夜中に目視できる範囲で2艇に抜かれてしまい非常に悔しかったのですが、まだ後ろに4艇ほどが見えています。最下位だけは免れたいところですが、相変らず風は弱く気まぐれです。津軽半島側からフィニッシュの青森港へ漁具をかわしながら緩い上りです。青森まであと数マイルのところでまたもやカームに捕まってしまいました。交代で私が舵を持っていたのですが、潮で対地0.5ノットほどのスピードが出ているだけで、セールは全く孕んでいません。幸い舵は僅かに効くスピードでしたので、バウをフィニッシュ地点へむけることだけに集中して風を待ちます。
マストトップの風見とバックスティのフラッグが、違う向きを示す不安定なコンディションで
最後に来た風は、ポートのアビームでした。3mほどの風で豪快なセーリングとはいきませんが、30分吹いてくれれば確実にフィニッシュです。最後のヘルムは当然オーナーに交代で、双眼鏡でフィニッシュラインを確認しながら進みます。まさかのDNFはもうありません。しかし、すぐ後ろから2艇ほど迫ってきています。ここで抜かれる訳にはいきません!そのうちの1艇が上れる潮を読んだのか或は、一か八かの勝負に出たのかスピンを上げました。高さはこちらが勝っていたので、勝算の低い勝負です。しかし、その行為はK地氏の心に火をつけてしまいました。こちらもスピンで応戦です。タイトなアビームのスピンではっきり見えている本部船を目指しますが、またもや風は息切れをはじめました。フィニッシュラインまであと数十メートルで、スピンはへろへろです。微風以下の風といき足でかろうじて23時間と1分でフィニッシュのホーンが鳴りました。
スピンを降ろして冷たい水で、お疲れさまの乾杯をしていると、すぐ後ろから追い上げてきていた船はやはり上りきれずにアウターマーク付近のライン直前で止まってしまいました。スピンを降ろし、ジブを張ってやっとフィニッシュです。
目視できる範囲での順位予想は21艇中15〜16番手くらいと予想されましたが、完走した充実感はオーナー以下皆さんが感じていたと思います。
船を舫って、後片付けをして少しの休憩のあとは近くのレストランで昼食です。当然私は食前にビールを頂いたのですが、H先生とS先生は日本酒系です。どうやらお二人ともお酒に詳しいようで、やはりヨット乗りはお酒好きの法則がここでも証明されました。
翌日からの回航に備えて少しの買い出しを済ませて、いよいよ表彰式会場の浅虫温泉行きのバスに乗り込み車中でうとうとしている間に到着で、さっそく温泉です。7階にある展望温泉は実にいい眺めで、海岸は私の地元と同じ石の浜で小さな湾の中に小さな桟橋が数本見えます。その沖でOP が数杯練習中でした。海岸のすぐ沖にはこれまた私の地元と同じように小さな島があります。ゆっくりお湯に浸かった後は、小一時間ほどビールを飲みながら反省会です。しかしビールのせいか、昨日今日の反省よりも今後の希望の話が多かったようにおもいます。
定刻に始まった表彰式は立食パーティ形式で、疲れた体にはちょっと辛かったですが美味しいご馳走で満足です。肝心の順位は修正で8位でした。残念ながらカバリーノの表彰はありませんでしたが、とりあえずシングルです。パーティ後半は疲れと安堵でうとうとしてしまいましたが、パーティー終了後に青森のホテルへ戻り、F浦先生ご夫妻とK地氏は翌朝早く出港する予定もあり、チェックインで各々解散となりました。
このところ何年もレースに参加されていなかったF先生ですが、情熱が冷めた訳ではないことがはっきりわかりました。しかも20時間セーリングする体力があることも今回証明されました。F浦先生、奥さんお疲れさまでした。そして8位おめでとうございます。敵味方に別れるかもしれませんがまたレースでご一緒できることを楽しみにしています。
そして帰りの回航は今日も続いているはずですが、その航海もきっと素晴らしいセーリングとなるとおもいます。御安航をお祈りいたします!
先週からフランスのヨットレースに参加しています。現在ジブラルタル海峡にさしかかったところでポートのクローズで走っています
岸に近づきすぎていい風がつかめません。もう少し沖出しして風をつかまえたいのですが、今夜このまま走れば朝には対岸に座礁の危険性があります。寝ずのワッチはシングルハンドではキツいです。
後数時間で風がシフトしてくれればいいのですが…
先週末にこのレースに参加したときは私の艇はちょうどポルトガル沖スペインにさしかかるくらいの地点で先頭集団はまさにジブラルタル海峡を渡っているところでした。
先頭集団はお金をかけて高性能セールやオートパイロットなどを使っているようです。
ゴールのカマルグという港まであと何日かかるでしょうか?
パソコンとインターネットがあれば無料で参加できます。皆さんも地中海をセーリングしませんか?
http://www.virtualregatta.com/index_tourvoile.php
目的地までは約8マイル弱、一時間少々で到着の道のりです。
若者達にヨイショされていい気分で飲むバイオ燃料もまた格別!朝里を過ぎて見えてくる張碓の断崖とその奥の手稲の山も絶景です。
風もいい感じで、予定通りお昼前にはさすけの浜の沖に到着しました。
海岸からさすけ氏がパドルボードで迎えにきてくれる手はずになっていましたが、何故だか全然違う方がボードに正座姿でパドルを漕ぎながら船まできてくれました。親切に感謝しつつ、ボードを借りてさっそく海岸までゲストをピストン輸送です。途中からさすけ氏もボードにサーフィンスタイルのパドリングでゲストを運びますが、彼のパドリングはさすが早いです。大事な食材はクーラーボックスに入れて、万が一の転覆に備えました。ノーザンはアンカーを降ろしましたが、念のためキャプテンが船に残ることになりTK松さんを最後に運んでいよいよランチタイムです。
岸ではさすけ氏の他、Lさんと料理長が待っていてくれてすでに火を起こして鉄板は焼けていました。最初のご馳走はキムチホルモンからです。野菜と一緒に焼いたせいか辛さ控えめで屋外のランチにはなかなかいいと思います。少し余ったホルモンを具にして次に出て来たのは焼そばでした。しかし、迂闊なことにバイオ燃料を船から降ろすのを忘れていましたね。さすけ氏が用意してくれたバイオ燃料は底をつき、またもやサーフィンスタイルのパドリングで船まで往復してくれたのはさすけ氏でした。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、キャプテンからそそそろ帰るよコールも入りましたが、デザートに出てきたのはLさんのアメリカ式炙りマシュマロでした。Lさんが先を細く削った木の枝を皆に渡してくれてマシュマロを突き刺してみんなで炙ります。英語混じりでLさんがレクチャーしてくれて火にかざしてみますが、なかなか要領を得ません。どうやら軽くこげて少しパリッとした感じが最上級のようですが、焼けてくるとどんどん柔らかくなって落ちてしまいそうになります。それでも熱々で甘くておいしくてまた挑戦したくなりました。
さて、船まで戻るのにおよそ60〜70mを泳ぎの苦手な人はクーラーボックスを浮力体にして泳いで戻ることにしたのですが、肝心のクーラーボックスが浸水してしまって難儀しました。TK松さんがライジャケを持って泳いでくれたり最後はロープ付き浮環を持ってきてもらってやっと船に戻りました。事故にならずに済んでよかったです。
クーラーボックスの浸水で、ゲストの方達の着替え一式とキャプテンへのお土産のツボ鯛やら肉が残念なこととなってしまって帰りは上りの帆走をする元気もなく機走で一気にマリーナを目指しました。
一時間半ほどでマリーナへ到着して、ゲストの方達はさっそく熱いシャワーと衣類の乾燥です。
最後の水泳で皆さん少々お疲れのようでしたが、早朝からニセコまでのツーリングをしてから船にきて一番距離を泳いだTK松さんのマクガイバーというあだ名は伊達じゃないかもしれません。
参加された皆さん、お疲れ様でした!
先週の天気予報では、週末は大気が不安定で雨や雷が予想されていて荒れたレースを覚悟していましたが、朝起きると意外に穏やかな天気でした。
いつもより早めに出港準備をして8時過ぎにはレース海面へ向います。風は北東3mほどで、小樽の山にはガスがかかっています。今回はどの船よりも早く出港してレース海面へはノーザンが一番乗りです!(ヨットレースの教科書には、少なくとも1時間前にはレース海面へ到着してクローズを何本か走って風の振れや潮の流れなどの情報収集をするべきと書いてありますが、おっとり刀で海面へやってくるのがいつものノーザン流です。)
私がノーザンに乗せてもらうようになってから、レース海面へ一番乗りは始めての出来事です。キャプテンは何かのスイッチが入ってしまったのでしょうか?
ほどなく運営当番のアリスチームがやってきて、いよいよレースモードに突入です。
ウオーミングアップでラインを流し、タックにジャイブを何度かしてラインを読みますが本部船から何やら声がかかります。寄っていってみるとどうやらノーザン常備の冷たい燃料を要求しているようです。貴重な燃料ですが、コミッティーが収賄を望んでいるなら断る理由はありません。サイドデッキから数本を放り投げて、さっそく大きなアドバンテージをゲットです。
風はやや北へ振れてややアウター側有利でしょうか?時計もきっちり読めてライン中間くらいからなかなかいいスタートです。風下には今日デビューのファー40ODのシートが擦れる音が聞こえますが、今まで聞いたこともないような音で響いています。フレッシュウインドで上りを走り出しますが、少し風が足りません。みんなで下ヒールを作りながらスピードに集中しますが、お約束の燃料補給も忘れません。
仮想ライバルの天の川チームや南十字星チームを押さえるように上りのレグを走り、いよいよスピンの準備です。前回に続き、バウマン2度目のAM野先生はちょっと緊張気味でしたが大きなトラブルもなくスピンランに突入です。やや吹き上がったものの軽い風でコース短縮となり順位を守ってフィニッシュです。このレースは修正時間で3位に入れました。
続く第5戦のスタートまではランチタイムですが、KY川さんからソーセージをお裾分けしてもらてサンドイッチと燃料でエネルギー補給です。
はっきり北西まで振れた風は、4mくらいです。スタートラインはほぼイーブン。中間あたりからいい風でスタートしましたが、風上後方にノーザンより大型艇が来ています。ブランケに入る前にさっさと左へ逃げました。ポートで延ばして、時々入るリフトの風で高さを稼ぎます。一応先行する仮想ライバルをチェックしながら手堅くはしります。上マーク回航では仮想ライバル達に先を越されましたが、すぐ前に南十字星が走っています。スピードは若干こちらが早いようです。さて、ノーザンより大きな相手を下から付いていって下マークで内側をとるか上からブランケ攻撃するか悩むところですが、スイッチの入ったキャプテンは上突破を選択しました。時々振れる風に細かくスピントリムを合わせて走るので、ピットマンとGPSナビゲーター兼任のTK松さんは休む暇がありません。南十字星からは激しくブーイングを浴びましたが、教科書どおりに上突破成功です。
次の上りのレグで天の川チームに追いつきたいところでしたが、さすが人生の
先輩たちが多く乗っていてしかも歴史のあるチームです。隙がありません。
残念ながら天の川チームに追いつく事ができずに次の下りのレグでコース短縮でフィニッシュとなりました。
このレースは修正時間で5位で終わりましたが、前回の修正2位と今日の修正3位はもう何年も優勝していないノーザンには大きな成果です。この調子で皆さんでスキルアップに励みたいですね。
レースに参加された皆さん、お疲れさまでした。次回もよろしくお願いします!
文中にノーザンとレースコミッティーとの間で贈収賄があったかのような記述がありますが、文章表現による冗談であり、ノーザンはレースの時には常にRacing Rules of Sailingと帆走指示書に忠実でレース結果や終わったレースの運営方法や方針に異議を唱えたことは明確なインシデントやケース以外に一度もありませんしこれからもありません。また今回のレースにおいてなんら違反行為は犯していませんし、レースコミッティーの時計に干渉もしていません。
土曜日は朝からマリーナの中まで風が吹き下ろしていてリギンがカンカン鳴り響くコンディションでしたが、祝津をかわすあたりまではアビームのコースで大きくヒールすることもなく豪快に帆走です。始めてヨットに乗ったゲストの皆さんも写真のとおり大はしゃぎで『ブロー入りまーす!』のかけ声も何故か居酒屋のスタッフのオーダー風です。
オタモイ沖では予定どおりホタテの定置網に遭遇して、ここからは上りのコースに変針です。巨大な定置網をかわすのに4度5度とタックを繰り返すうちにゲストもヨットのヒールや揺れにもなじんだ様子でハイクアウトでスプレーを浴びながら美国を目指します。もちろんこの日は陸地の気温が30℃を越す真夏日でしたので、乗員の冷たい燃料補給もいつもより多めです。
いい風に恵まれて約25マイルを5時間と少しで目的地に到着しましたが、同行した他のヨットたちは既に泊地に係留されていて少しばかりガッカリでした。
さっそくゲストの皆さんは寝床のテント設営にとりかかり、少しの休憩の後はお待ちかねの夕食の時間です。
夕食は地元にヨットを係留しているダンデライオンの川村さんの協力の元、マリーナのK鷹君が準備してくれました。
食べきれない程の紫ウニやホタテに磯カニ、烏賊にカレイと海の幸満載です。ビールをぐびぐび飲みながら有り難い気持ちになっていると、今度はさばいたばかりのヒラメが出てきました。こんな贅沢な屋外の宴会はかつて経験したことはありません。おだやかな港の夕暮れの中、日が落ちるまで呑めや食えやで盛り上がりました。日が落ちてからからはゲストのY崎君が持参してくれた大きなテントで二次会開催となりましたが、TK松さんの姿が見えません。どうやら抱き合わせで隣に係留したライバルの天の川チームからオルグを受けていたようです。数時間後に解放されて戻ってきました。二次会は他愛のない話や子供達は花火と、まるで夏休みの一日のように楽しく過ぎていきます。
夜も深まった頃、写真家のS佐さんがビールの差し入れをしてくれました。せっかくなので一緒に飲みましょうとお誘いしましたが、他艇にも顔を出すので後ほどと去っていきました。
後からS佐さんが寄ってくれた頃はすでに深夜も廻り、一杯二杯飲んだあたりで二次会もお開きとなりました。船に戻り、TK松さんのイビキをBGMに暫くKY川さんと話し込みましたが、さすがに昼間からの燃料が効いてきて寝袋に入りました。
明けて日曜日もいい天気です。
現地のコンビニで買い占めたおにぎりやパンで朝食をとりますが昨日たくさん騒いだせいか、皆さん少し静かですね。
ゆっくり食べた後、テントの撤収と後片付けと出港準備です。
天気予報によると今日も西風の予定でしたので、順風以上を覚悟していましたが、実に穏やかです。
港を出る前に川村さんのヨットのそばへ寄って、また来ますの挨拶をしたところねじり鉢巻姿の川村さんが大きく手を振ってくれました。
沖へ出ても風は今イチで、機帆走で小樽を目指します。
途中、めったにお目にかかれないイルカの群れに遭遇してテンションが上がりますが、いかんせん風が弱くて皆さん退屈気味な様子。各々昼寝などして過ごします。機走でのんびり走るオタモイ海岸はいつ見ても絶景で、夏に海水浴に来たいポイントです。
結局、ほとんどを機帆走でやはり5時間と少しでマリーナへ到着しました。天気に恵まれて実にいいクルージングでしたが、宴会の席でも少し話が出たナイトのロングクルージングもいつかやりたいですね。
参加された皆さんお疲れ様でした。
そしてゲストの皆さん、ヨッタ部結成でまた遊びに来て下さい。
土曜日のオタモイ沖でのタックの連続で私の携帯電話は寂しく海へ沈んで行きました。
多分映画のグランブルーのラストシーンでマイヨールが海の底で消えて行った時の気持ちと同じ気持ちで沈んで行ったと思います。ですから私は沈んで行った携帯電話に未練はありません。直ちに携帯ショップで別な電話機で手続きを済ませました。(沈んだ電話機を譲ってくれたTK松さん、申し訳ありません。)
上記の理由で、今回の記事の写真はKY川さんから提供して頂きました。
他にも沢山の写真を提供して頂きましたので、近々メンバーの皆さんが閲覧かダウンロードできるような方法で公開したいと思っています。公開方法が決まったらMLにてお知らせします。
どんよりとした霧のなか予定通り8時30分出港です。
左右に振れる弱い風で始まった最初のレースは、各艇さっぱり走らない状況でスタートライン解消までにスタートできそうな船は、オープン参加のライトニングローズとノーザンだけという展開にコミッティはレースの取消を判断しました。
神経質なスタートを真面目に取り組んだのに非常にがっかりしましたが、冷たい燃料で気分転換して仕切り直しです。
多少北に振れた弱い風で次のレースが始まりました。
本部船よりからでてそのまま左へ延ばしますが、途中でラルにつかまりました。右へ行った船団もスピードは今イチのようです。
そこへ左へ大きく振れた風が入ってきました。非常にラッキーです!風下前方には3艇ほど左へ返してきていた船がありましたが、ぐんぐんすすんでいます。ノーザンは大きくゲインして上マークへアプローチしますが、次のレグも上りの風となり、スピンはお預けとなりました。ゆるい上りの次のレグは順位をキープしてフィニッシュです。このレースは修正時間で参加艇中二位の成績でした。
さて、続く第3戦は幾分はっきりした風が吹いてきてまたもや本部船よりを狙いますが、アリスチームにみごとに下からブロックされました。なんとか下をかわしてまずまずのスタートです。数度のタックをして上マークへはポートアプローチです。スピンバックをセットしてタックを返してポールのセットですが、いろいろどたばたしてホイストが間に合いません。
なんとかスピンを上げて次のマークをめざします。
スピンのトリムはKY川さんが奮闘してくれています。下マークが近くなり、ゼノアの展開そしてスピンダウンの手はずでしたがファーラーが出てきません。巻き付いたジブシートがからんだようです。無理矢理スピンを降ろし、とりあえずマーク回航です。
メインのみでポートのクローズを走りながらTK松さんがバウへ行ってトラブル解消してくれました。大きくロスしてしまいましたが、気を取り直して上りのレグを走ります。キャビンではAM野先生がせっせとスピンのパッキングです。2上へ着く頃にはすでにタイムリミットがせまっていましたが、最後まで諦めないのがノーザン流です。
遠くに見える本部船をめざしてスピンを上げました。刻一刻せまるタイムリミットでしたが、時間になってもフィニッシュラインが解消されません。もしかしたらとあわい期待をもってフィニッシュしましたが、やはりDNF となってしまいました。残念でしたが皆さん真面目に楽しくやって頂けました。私的には表彰式の陣地取りに出遅れたのが非常に残念でしたが、次回も皆さん楽しく真面目に宜しくお願いします!
朝、マリーナで待っていると今風の若者達(実際は皆さん立派な社会人でした)を引き連れた工場長が現れたのですが、普段中年も終わりに近い方々と船に乗っているせいか、ヨットに乗りに来た方々とは気付きませんでした。申し訳ありません。
レンタルヨットの手続きを済ませて、さっそく艤装開始です。一通り説明しながら艤装を済ますと、身支度を始めた彼らはただ者ではない佇まいをかもしだしています。ラッシュガードに海パン姿に思わずサーファーですかと尋ねました。
聞くと、ジェットにサーフィンなど普段から海へ通っているとのことで妙に納得しました。
そんなこんなで沖へ出てセールを上げましたが、風は3メートルほどで緩いかんじで上ってタックして下ってジャイブで基本の練習です。海に慣れた彼らと職場で鍛えたチームワークでしょうか、弱い風でしたが、スムーズに走ります。
一旦マリーナへ戻り、昼食を食べてから午後部がスタートです。
いいブローを探して、高島・祝津方向へ向うと7mくらいの風がやってきました。午前中と打って変わって、タックも忙しくなります。
それでも傾く船の上で確実に仕事をこなす彼らは、とても今日始めてヨットに乗った人達には見えません。
画像はタッキング中の写真ですが、ジブの裏風に目をつぶればなかなかサマになっています。
いい風の中であっという間に時間が過ぎてマリーナへ戻る時間になってしまいました。
工場長さん、素晴らしい部下と仲間をお持ちで非常に羨ましいです。彼らが船に通ってくれるといいですね!
04 | 2024/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |